開創1200年翌年 四国遍路へ

去る平成26年、四国八十八か所は弘法大師開創1200年を迎えました。

その翌年となる今年の3月30日~4月4日に南浦和 宝性寺の有志が四国遍路に行って参りました。今年は四十五番岩谷寺までの予定で、その予定通りに皆無事に参拝してくることができました。


各寺院、桜道でお出迎えしてくださり、山門を抜けるとお大師さま。


有志のみなさんは70歳を越す方々ばかり、団体行動で心身共にお疲れのはずですが、何故かみなさんとっても良い笑顔です。


このメンバーは四国遍路の常連さまがほとんど、中でも歩き遍路を数度された方が数名いらっしゃいます。


その方の印象的なお言葉。


”私が死んだらお大師さまのところに行くんだ。だから寂しくないんだ。”


死という未知のものを”道”として捉えられている言葉にただただ頭が下がり、その言葉により信仰の深さを学ばされました。

四国遍路というものはそのような信仰にお導きいただける心の修行の場なのでしょうね。

(私、副住職の四国遍路は10代、20代の時にバス、タクシーを使ってしかしたことしかないので、その心の境地は未体験。ですので、まだ先輩方々のお言葉に心を寄せるだけです。いつか必ず自分の足で)


そのみなさまの今回のご修行中様子。

手持ちカメラで撮影したものを拝借致し、以下にまとめさせていただきました。


その為、寺院の順番などはバラバラですが、その様子をみて、また四国遍路へ行きたいと思っている方に夢を馳せていただけたらと思い、少しご紹介させていただきます。

写真をクリックすると、もう少し拡大されます。


今回、沢山の暖かいご接待と、ご住職さま方の出迎えがあったと伺っております。

四国遍路を支えてくださる皆さま、時を超えて信仰の伝統を守ってくださっている皆さま、本当にありがとうございます。

この場を借りて心より御礼申し上げます。

どこの桜も、とても綺麗。

春のお四国、いいですね〜



納経帳にはまだ昨年の開創1200年のレアな記念印がいただけます。


お時間のある方には、心のご修行として四国遍路はお勧めですので、いかがでしょう。


また宝性寺では古寺・名刹巡礼を企画致しますのでお楽しみに。

撮影・写真提供 岡田浩昭夫妻

どうもありがとうございました。そして参加されたみなさまお疲れさまでした。