宝性寺施餓鬼会

多数の檀信徒さま見守る中、ご近隣の諸大徳様のお力添えにより、宝性寺施餓鬼会を厳修いたしました。
8月20日(日)11:00〜

昨年は本堂改装中でご助法をご遠慮した為、少々寂しい雰囲気での法要でしたが、2年ぶりに職衆さまの声明が本堂内に響き渡り、とても荘厳な雰囲気でのお勤めをしていただき、参集賜った諸大徳さまには心より感謝申し上げます。

本日も多くの檀信徒の皆さまにも10時からの宝性寺遍照講お勤め、そして住職の法話と長時間に渡りご参列くださり誠にありがとうございました。
そしてこのような出来事も。
遍照講御詠歌の奉詠を楽しみにされて、早くからお越しになった方々がおられました。
その方々はご自分の先祖供養は他菩提寺でなされておられているということで、後から来た宝性寺檀家の方へ席を譲って下さり、自分達は床でお勤めに参加されるという、申し訳なくもありがたい布施行の出来事も目の当たりにさせていただきました。
皆で祈り願う事には何かやはり大きな導きがあるのだと改めて学ばせていただきました。
本当に皆さまのご先祖さま方々、それを引き継がれている皆さまに心より感謝し、本日もお勤めさせていただきました。本当にありがとうございました。

本日は曇り空でしたが、外は時より日差しも差し気温は高く感じました。
炎天下のもと施餓鬼会を外でお待たせさせないよう来られた皆さますべてに参列していただけるように昨年の大改築工事では色々と工夫をさせていただきました。
その仕掛けにより今年はいつもは外でご焼香を済ませ外で法要終了を待つ皆さまにも会館に入っていただきモニターと音声にて本堂内法要の様子を確認し手を合わせ堂内参列者同様に法要の荘厳な雰囲気に触れていただきました。

それにより多くの皆さまに快適に法要に参加出来たとの喜びの声をいただきました。

もっともっと多くの方に大施餓鬼会法要に参列していただきたいと思っております。
炎天下で法要終了を待たれた経験のある方は、法要終了にあわせて来られているような方も多勢いらっしゃいました。

来年は早めに途中からでも法要にもご参列いただける事を伝え、お声がけをして参りたいと思います。

”8月はなんか色々と先祖供養ばかり続いて寺に呼ばれるな”

そうです。面倒と思われるかもしれませんが、葬儀の時に久しぶりとしてお会いするのも何か寂しいですしね。

8月くらいは今を繋いで下さった皆さまのご先祖さま達の代弁者として、しっかりお墓参りに何度も来て下さいねとお声がけをして参りたいと思います。

毎度お馴染みの言葉ですが、本日も多くの祈りに触れさせていただきました。8月特有の人間模様で多くの学びをいただきました。

改めてご参集賜った近隣寺院の諸大徳さま方々、お参りいただいた宝性寺檀信徒のみなさま、今年もありがとうございました。心より感謝いたします。

また来週から暑い日が戻ってくるようです。
何卒、ご自愛下さいませ。合掌