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12月 早朝お勤め会

今年、最後の早朝お勤め会でした。
早朝お勤め会
令和4年12月21日(水)6時〜

今年最後の早朝お勤め会でした。
宝性寺では毎月21日、弘法大師の大切な日として月並御影供と称して早朝お勤め会という檀信徒自由参加のお勤め会を行っております。

本日も早朝よりお越しいただきました方の素敵な祈りに触れさせていただき、そして互いの祈りに触れ合っていただきました。

12月な早朝お勤め会は一年で1番、光量の少ない時間のお勤め会です。
光量の少なさが演出するのか、どこか寂しさも溢れるお勤め会に感じることもあります。

それぞれの方が様々な想いをもって生活し、その中で時に仏さまと向き合ったり、手を合わせてみたりしています。

それを信仰といったり、祈りという人がいたり、ご供養と言う人がいたり。

想うこと、想い合うことの中で生かされている私たちは、感謝を少しでも多く持って生活できたらなと年の瀬になると勝手にセンチメンタルな気分になり、そのように感じてしまったりします。

仏さまの前だと素直になれる。仏さまの前だけは優しくなれる。

いいではないですかそれで。
その積み重ねが何かを気付かさせてくれる場が寺の本堂の役割だと思い毎月21日6時に本堂を開放しております。

毎日お勤めしているお経をこの日21日は特別バージョンでお唱えしております。
どなたさまも心を落ち着かせる場として気軽にお立ち寄りいただければと思っております。

朝粥会から通してこの21日のお勤め会はもうかれこれ20年ほど経ちました。その間、10月まで一度も休まず参加していたたった1人いました。
先月の11月21日はじめて参加することが叶わず、その日の朝4時に鬼籍に入りました。
21日をこのお寺で最も大切にした人です。
心からのご冥福と感謝を申し上げます。
ありがとうございました。

皆さまに愛されたその方の作るきゅうりのぬか漬けを手土産を持ち帰っていただくことは10月が最後となり、これからおあげすることは叶わなくなりましたが、変わらない祈りでお待ちしております。

次回は来年2月21日6時からを予定しております。
どなたさまも気軽にお越しくださいませ。

寒さ増しますから、皆さまご自愛くださいませ。

合掌