慈しみ庭苑塔婆継承法要

中央の石碑へ塔婆の願いを託しました
慈しみ庭苑にお供えされた、皆さまの想いの詰まったお塔婆。

当庭苑は塔婆が建てられる場所に限りがあるので1年を待たずして、お供えいただいたお塔婆は墓所両脇に横倒しにしてお供えを移させていただいております。

皆さまの想い、願いの詰まった、大切な御霊へ願いを託されたお塔婆。

その脇の場所にも塔婆がいっぱいになってしまいました。
宝性寺では一年経たずして塔婆下げさせていただく際は必ず法要を勤め、お焚きあげすべく、裏(別の場所)に下げさせていただいております。

とはいえ皆さまの想いの詰まった大切なお塔婆、ただお供えする場所が足りなくなったからと、その想いを無碍には出来ません。

ですので、せめてものご供養の継承として慈しみ庭苑中央に建立する「阿字石碑」へと、改めて想いをお託しさせていただき、お供えするに想いを馳せた皆さまの塔婆供養がこれからも続いていかれますよう定期的に塔婆墓所にてご法要を厳修しております。

本日もその法要日でございました。

炊き上げ前供養の当法要にて下げさせていただいた塔婆は1本1本、施主さまのお名前、仏さまの戒名、名前をお読みして焼香に薫じて読経並びに加持作法いたしました。

ですので、お供えいただきました皆さまにはご安心、ご理解をいただけましたら思っております。

「私達の想いを託してお供えした塔婆がもう下げられてしまった」と寂しさや怒りの感情が込み上げていただかないようここにご報告させていただきます。

慈しみ庭苑に眠る皆さまよ大切なほとかさま、そしてその仏さまへご供養なされる皆さまの想いが相互に繋がり続けられますこと、日々お祈りいたします。

合掌