
弘法大師のご遺徳を通じて今を思う
令和7年6月21日6時〜
弘法大師月並御影供
早朝お勤め会 厳修
本日、毎月定例のお勤め会を宝性寺本堂にて行いました。
既に暑さを感じる早朝よりご参拝いただきました皆さま、ありがとうございました。
10数年ぶりに宝性寺行事へ足を運んでくださった方もおられ、久しぶりの再会もありました。
仏さまを通じて仏心と出逢うと申しましょうか。
祈りの場は、今も昔と変わらずにあります。
時間が経てば年をとり環境も変わりますが、心安らぐ場として仏さまは見守ってくださっています。
そのように思わせてもらえるのが信仰と呼ばれ継がれているものなのかもしれません。
本日は10数年前、毎月写経の会にお越しになられていた方が暑い中自転車を漕いでお越しいただきました。
当日はなかったチャイルドシートが自転車に装着されておられ、現在の環境が垣間見れほっこりいたしました。
信仰とは心の中で育むもの。
無理に縛られなくて良いと思っています。
「祈りにすがって心を豊かにする」という生活軸ではなく、「生活を充実した中で知らぬままに祈りを育む程度が良い」かもしれません。
何故なら、人は大なり小なり想うこと祈ること願うことという言葉の括りで信仰と向き合う時間がどこかで必ずあるからです。
そのような事を毎月、お大師さまと向き合う中で感じて、心の変化を楽しんでおります。
その事を今は1番若い副住職が見ています。
私ども僧侶は変化する時代の中で変わらないまずはお経という法灯を、先人の智恵へお届けすることは守らせていただきたいと思っております。
お経を唱えること。その事はご縁ある皆さまの智恵の詰まったものを大切な仏さまへのお届けものとして、お手代わりで勤めさせていただきます。
ですので久しくお寺に足を運べない方、お墓参りが出来てない方、出来ない方、ご安心ください。お約束、仏さまとのお約束は果たしております。
本日は宗祖 空海 弘法大師の月並み御影供の日でした。
宝性寺でも尊像を祀り、ご参集の皆さまと共にお勤めをしました。
朝から温かで寛容な時間が流れました。ありがとうございました。
皆さまが少しでも多くの安らぎあるお時間で包まれ過ごされますことお祈りいたします。
合掌
