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お盆供養という大切な行事

御仏さまをお迎え感謝に溢れる
令和7年8月13日(水)〜15日(金)
さいたま市南区宝性寺地区では3日間がお盆の時期とされています。

インターネットが普及し「お盆」と調べると13日〜16日の4日間と書かれています。

何故3日間なのか、その事に質問もされました。農家の方が多かったからかこの地域では3日間を大切なお盆の時期として守られた風習があり。それが現代にも守られているものと思います。

13日に仏さまをお迎えし、15日にお迎えするようお墓参りの風習が今でも多くのご家庭で継承されております。

宝性寺で用意したお線香も1000束では足りないほどお参りに溢れておりました。

宝性寺では13日お盆入りの日は檀信徒の皆さまがお盆供養の為、お墓参りに来られる時間に合わせて朝7時から夕方18時まで毎時間、12座のお盆供養法要を厳修しております。

7時と8時の2座は長老、住職、副住職3人で勤めお持ちいただくお軸に令和7年盆供養のお経の息吹を吹き込ませていただきました。
その後の全座は住職が責任を持って勤めました。

事前に希望のご供養時間のお申込みをいただき、そのお参りの時間に合わせて施主さまと仏さまの戒名、先祖供養をし「盂蘭盆会廻向ノ證」というご自宅の棚経お手代わりのお軸をお渡ししており、今年も毎時間多くのご家庭の盆供養を勤めさせていただきました。

廻向ノ證を自宅で開き盆精霊棚へ祀る際は、本堂で私どもが手を合わせていた姿を思い出しながらお供えしてくださいねとお託ししました。

お申込みない方の自宅棚経回向を希望されるお宅には14日、15日にお伺いさせていただきました。

お盆供養って何でするの?

現代的な言葉として、先人が大切な御霊を忘れないよう一年に一度必ず思い出す為の日ではないでしょうか。
年回忌に当たらない年はうっかり忘れてしまうこともあるでしょうから。
毎年忘れないよう人お盆を、仏さまと向き合うことを人生の大切な習慣として出来るよう毎年出来る供養週間です。

多くの方が悲しみから始まった大切な方のお旅立ち。あなたの残してくれた智恵を忘れない。
大切なあなたと向き合うことであの時の想い、あの時誓った想いを忘れずに今の自分を確認させてもらう為に年に一度お盆という日に向き合ってみたらいいと思います。

先人がお盆という風習を残した意味、意義は深いと思います。

お盆という時期は皆さまの大切な仏さまを思い感謝してみたら、その後のお時間がもしかしたら豊かになるという思考が信仰として守られているような気がしております。

信仰を押し付けるつもりは全くありません。ただ大切な方が残し伝えた仏さまの智恵は忘れて欲しくないなとは尊霊を預かる寺の僧侶として思っております。

宝性寺では今年もその皆さまのご先祖、御霊からいただいたお盆の智恵、預かっている智恵により、新たな想いにも触れ智恵を授かりました。
温かな想い、癒えぬ悲しみ。様々な想いに溢れておりました。

本年も感謝に溢れるお盆でした。
歴史を継承していただいた宝性寺檀信徒の皆さまに心より感謝申し上げます。
ありがとうございました。

これからも皆さまの想いが安らぎの時間で包んでくださいますことを日々願わせていただきます。合掌
※この他Facebookにて多くの写真を掲載しております。
後で振り返ると大切な方の思い出となると喜ばれております。
気になる方はそちらもご覧ください。