令和7年秋彼岸会厳修

暑さ寒さも彼岸まで
昔の方が言われた言葉がちょうど良い感じではまるような涼しい陽気でした。

令和7年9月20日(土)11時〜
彼岸会〈永代供養尊霊彼岸供養法要〉
護国英霊祭

同日3つの法要・法楽を宝性寺総代、宝性寺遍照講、並びに檀信徒関係各位にてご参加いただきました皆さまと共に執り行いました。

ご参加いた皆さまありがとうございました。

本堂にて智山勤行式、『宝性寺御詠歌』、『彼岸会和讃』をお勤めお唱えし、宝性寺檀信徒各霊一切精霊、宝性寺永代供養諸精霊の彼岸供養をし、また場を護国英霊塔の前へ移動し大谷場・南浦和地区戦没者への『ほうえい和讃』を唱え護国英霊祭を行ました。

本日より一週間がお彼岸週間とされており、宝性寺でも朝から多くの方がお墓参りにお越しになられておりました。

暑さ寒さも彼岸まで

暑い日が続き、今年はどうなるのだろうと思っておりましたが、お彼岸初日はぐっと気温が下がり過ごしやすい日となりました。

その為、彼岸会法要は本堂正面を開放して行いましたので、墓参に来られた皆さまの本尊へのお参りの声、音も堂内に届き厳かの中にもら賑やかさも加えての法要は行われました。

今年も初日から多くの方の仏さまを想われる祈りに包まれました。
感謝申し上げます。

法要ご参列の皆さまには少しお話しさせていただきましたが、ご供養、ご法要への参加は今出来る方が出来るお役目でなされればよろしいかと思っております。
学業にお仕事に忙しい世代が等しく仏さま、ましてやお墓参りに必ず行けるものではないこと

宝性寺では分かっております。
その事も皆さまが辿ったお時間を思い出し皆で共有しましょうと

なぜお墓参りが大切だと知ったのか、なぜ寺行事に参加した方がよいのか。

それを教えてくれた仏さまがいるということ

その仏さまと出会うのはその時が来ないと知り得ないということ
皆それぞれが体験してきた物語があるはずです。

それを仏さまが大切だ、お寺行事が大切だと知った立場、気がついた立場からのみ見ていると、まだ知らない方は煩わしさを感じてしまうかもしれません。

足し算を覚えた喜びに溢れた人に掛け算を知った方、電卓の便利さを知った方が、こっちの方が良いよと話をしてもあい見えないという学びの真理。

その事を見て感じて守るのが私ども宝性寺僧侶の勤めと思っております。
しかるべき時にしっかり皆さまの想いをお知らせすること。その事を日々考えることが仕事として課せられた者が皆さまの想いを見守り継いでいけるよう日々精進して参ります。

仏さまと出会えるというのはありがたい

そのように思えるのは宝性寺を守ってきてくださった先代の皆さまの想いがあってこそと本日の彼岸会を通じても改めて思わされましたので感謝の想いが溢れます。

今日の皆さまの祈りを宝性寺ご本尊さまは静かに見守ってくださっていると思います。見守ってくださってないかもしれません。
でもどちらでもいいではないですか、私ども信仰を大切に思える者が安らぎを感じられるなら。

いつか貴方貴女に逢える。そう思える信仰が身近にあること、その事を年を通して気づかせてもらえる「お彼岸」という風習を守って継いでくれている皆さま仏さまに感謝ですね。

これからまた多くの方がお墓参りにお越しになられる事でしょう。
全ての皆さまが大切な仏さまのご教示により安らかなるお彼岸週間が過ごせますことお祈りいたします。

本日ご参加いただきました皆さまありがとうございました。

無事に宝性寺彼岸会、永代供養秋彼岸法要、護国英霊祭を厳修しましたのでここにご報告申し上げます。

合掌
※この他Facebookにて多くの写真を掲載しております。
後で振り返ると大切な方の思い出となると喜ばれております。
気になる方はそちらもご覧ください。