声を出して祈りを共有して心を整える
令和8年5月20日(水)10時〜
於 宝性寺本堂
天道・ひょう難念仏会厳修
今年も宝性寺総代の皆さま、そして宝性寺念仏講の皆さまと共に、無事に「天道・ひょう難念仏会(ねんぶつえ)」をお勤めいたしました。
朝から実によく晴れ渡り、本堂の中は冷房が必要なほどに暖かく、お天道さまの力強いエネルギーを感じる日でした。
まずは、本堂に心地よい風を通しながら「智山勤行式」をお唱えし、続いて「御詠歌」『同行和讃』『宝性寺の御詠歌』『般若心経和讃』を皆さまと共に奉納いたしました。
お経と美しい御詠歌の鈴の音が一体となり、本堂が清らかな空気に包まれていく中で、まずは皆さまと心を整え唱えました。
お勤めと御詠歌の法楽が無事に終わったところで、皆さまと共にお座を移し本堂の中央に据えられた大太鼓と、それを取り囲む大きなお数珠のところへと集まりました。
全員で大太鼓を囲み、大きなお数珠を手に持ちます。
小太鼓の大きな鉦という鐘による力強いリズムが響き渡る中、
「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏……」
と、大きな声を出して大きな本尊阿弥陀佛を感じるお留めのある大きな大きなお数珠を回して祈りました。
天道・ひょう難念仏会とは
お日さま(お天道さま)へ、これから育っていく大切な穀物や農作物が、大雨や雹(ひょう)などの災害に遭わぬよう、大声を張り上げ、そして「笑顔」で祈願する法要です。
南浦和の駅の周りはほとんどが大谷場と呼ばれた地区でした。その大谷場の歴史と、いまを生きる私たちの安心(あんじん)
かつて、この南浦和の地が「大谷場(おおやば)」と呼ばれた広大な農村地帯だった頃、先祖代々の農家の皆さまが阿弥陀信仰にすがり、自然の脅威から実りを守ろうと必死に祈りを捧げた時代がありました。
時代は移り変わり、一面の田畑は賑やかな街並みへと姿を変えましたが、その祈りの心は今もこうして宝性寺に息づいています。普段は御詠歌を嗜む「遍照講(へんじょうこう)」の皆さまも、今日ばかりは「宝性寺念仏講」として、ご先祖さまへの感謝を胸に、お天道さまへ熱い祈りを届けてくださいました。
生きていると、嬉しいことばかりではなく、辛いことや心が揺らぐこともたくさんあります。
しかし、法楽を終えて座を移し、皆で集まって声を出しながら大きなお数珠を回していると、不思議と心が洗われ、大きな安心(あんじん)に包られていくのを感じます。
日頃はあまりお唱えすることのない「南無阿弥陀仏」の念仏ですが、たまにはこうして体中から声を絞り出して響かせるのも、実に気持ちが良いものです。
今年もこうして多くの方々と共に、宝性寺の尊い歴史と伝統を次の世代へと繋ぐことができました。智恵の眼差しで見守ってくださるご本尊さまも、きっと本堂の賑やかな様子を微笑みながらご覧になっていたことと思います。
本日ご参集いただきました皆さま、誠にありがとうございました。
お天道さまの恵みを受け、今年一年が日本の農産物が豊作で、そして皆さまが平穏無事に過ごせますよう、心よりお祈り申し上げます。
また来年も、皆さまと共に元気にお唱えできることを楽しみにしております。
本日、ご参加いただきました皆さまありがとうございました。
合掌
※この他Facebookにて活動の写真館として多くの写真を掲載しております。
振り返れる
大切な方との思い出となると喜ばれております。
気になる方はそちらもご覧ください。
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